2014年04月16日

特等添乗員αの難事件(5) by 松岡圭祐

松岡圭祐さんの作品は万能鑑定士Qシリーズからで、以前から興味はあったのだが角川フェアの半額セールで購入。1巻読んで面白さに確信を持てたので、一気に購入した。

特等添乗員αシリーズは、姉妹シリーズで水平思考の達人である主人公の活躍を描く。

Qシリーズの主人公は「博識」を武器に、αシリーズの主人公は「発想」を武器に難問を解いていくと言う違いはあるが、基本的に松岡圭祐のウンチクが基になっている事は否めない。

ウンチクを「頭の体操」的なものと「豆知識」的なものに分類して、それぞれのシリーズのネタに使っているものと思われる。

基本的な話の展開は、作者の頭の中にテンプレートとしてあって、ネタを基に構成を考え、当てはめて完成させると言った流れで作っていると推測している。

ウンチクとしては、どうしても「頭の体操」的なものは少ないらしく、博識方面は並のはずのα主人公の方にも「豆知識」的なネタが仕込まれるのはしようがないとは思う。当巻では、前半・後半のどんでん返しに「博識」の部分を使って居るのは、ネタ的に苦しかったのかなと思ってしまう。

そう言う意味では、Qの方が安心して読めるのであるが、ラテラルシンキングによる、アハ体験も捨てがたいんだよな。Qとαのコンビで活躍すると言うのが、落としどころとして妥当なのではなかろうか。







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2014年04月10日

甘城ブリリアントパーク(3) by 賀東招二

思っていた以上に早く続巻が出てきて、そっちの予想が外れたのは嬉しいのだが、ストーリーの方は経営論的な話はどっかに言ってしまって、キャラを使ったギャグに方向を変えてしまった。

まあ、どう考えても「まおゆう」とか「狼と香辛料」みたいな話の展開は出来ないだろうな、と思っていたのだが、やっぱりである。

当座の資金不足の解消に第二パークを売り払っうと言う当たり前の方法、その代わりに入場数を300万人とハードルを上げて設定、ショーアップと人員不足を補うためと称してアルバイトを雇うと言う名目で、テコ入れキャラクタの補充。

2巻と3巻は、ぶっちゃけ小ネタの短編を膨らませた中編2つで1巻を構成と言う、本題とは関係ない部分でのストーリー展開で、フルメタの短編集に近いと思う。まあ、これがサブならメインストーリーはどうするのかと言うと微妙なんで、この路線で最後まで突っ走るのでは無かろうか。

まあ、フルメタのアニメノ方も、ふもっふの方が楽しめたので、こちらの路線で言ってくれるのはありがたい。

それにしても、こんな調子なのに早くもアニメ化って、大丈夫なのか?







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2014年03月30日

フルメタル・パニック!アナザー(7) by 大黒尚人

前巻では、色々と機体が破損してしまい、動かせるのが殆ど無くなったところに、ついに新型のレイヴン3号機、4号機の登場となる。

スポンサーのユースフ君の幼女婚約者が訪問、菊野さんの尋問やら自問自答やらやっているうちに、舞台はソマリアに移行。幼女婚約者が海賊に拉致されるが、その裏側にはあの方が当然の如く暗躍しているわけで。

ミハイロフ叔父さんは、菊野さんには裏切られるわ、達哉君にはボコられるわのさんざんな目に遭わされて敗走。次は、どんな陰険な手でくるのかな。

さて、次の舞台は、巻半ばに挿入されていた、ガルナスタン(トルキスタン地方の架空の国らしい)とロシアのドンパチへの介入と言う事になるか。

USA Navy の SEALs チームも動き始めたので、当面の敵たるジオトロン社もそろそろ死亡フラグが立ったかな。

ガルナスタンの若い二人の指導者のキャラが、なかなか良かったので、そちらが敵側に置かれているってのは、逆転の裏切りパターンになりそう。







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